持っている資格を解説してみる

2019年9月19日

私が持っている資格を簡単に紹介してみます。



 

行政書士資格について

私が一番最初に取り、一番難しかった資格です。
そして、一番使えないと思っている資格でもあります。
ある意味、自分の人生の転機ともなっていますが、全くお勧めしません。それでも取りたいという人はたくさんいると思うので、少し書いていきたいと思います。

資格の内容

行政書士は独占業務を持つ資格です。

独占業務というのは「この資格がないとこの業務をやってはいけない」という法律の決まりがあることで、代表的なものでは医師や弁護士などがあります。病院で医療行為を行ったり、法廷に立って弁護をするなどは、資格がないとできないですよね。

行政書士の独占業務はどういったものかというと、簡単に言うと官公庁に提出する書類や権利関係を証明する書類などを作成したり、提出を代行したりすることです。

そう、ちょっと地味なんですよね・・・。

しかし、「書類」と言ってしまえば少し軽い感じがしてしまいますが、それは会社を作ったり、飲食店の営業許可を取ったりといった、依頼者の人生を大きく左右してしまうものです。
そのため、幅広い法知識を持った法律の専門家の一人として、社会的には評価されている資格です。

『カバチタレ』という漫画があって、ドラマ化もされたことがある人気シリーズなのですが、これは行政書士を主人公にした物語です。

実はこのカバチタレの作者は行政書士の資格を持っていて、行政書士事務所も経営している方です。




資格勉強について

試験科目は次の通りです。

  • 憲法
  • 民法
  • 行政法
  • 商法
  • 会社法
  • 基礎法学
  • 一般知識

行政法の比率が高いのが行政書士試験の特徴です。また、行政職の公務員試験と試験範囲がかなりかぶっているのも特徴的です。
私は公務員試験に失敗しましたが、その時に勉強をした知識を生かしたいなと思ったのがこの試験を受けたきっかけです。
ただ、試験問題は公務員試験より格段に難しくなっていて、合格までにかなり時間がかかってしまいました。

合格率は毎年10%前後と、狭き門となっています。

一般的に1年ほどの勉強期間を要するといわれていますが、私は4年ほどかかりました(^^;
ただし、予備校などには通わずに独学で受かりました。
最終的に使っていたテキストは藤井慎哉というひとが書いているCD付きのテキストです。

CD付きなので多少お値段は張りますが、わかりやすいです。行政書士は民法や行政法など、内容がかなり抽象的でわかりにくいので、わかりやすく音声で解説してくれていたのはありがたかったです。
ただし、2016年以降市販本は発売されていないようなので、今はお勧めできません。

現在、藤井先生は藤井慎哉の行政書士予備校というネット予備校に注力されているようです。私はこれを受講したわけではないですが、これもおそらくテキストと音声による解説があるものでしょう。

仕事の実際

私は1年ほど行政書士事務所に勤務していたことがありました。
しかし正確に言うと、社会保険労務士・行政書士の合同事務所でした。その事務所では社会保険労務士の業務の比率が高く、行政書士業務はほんの少しでした。
主にというか、ほとんど建設業の許可更新ばかりで、ほかの行政書士業務はありませんでした。

それはそれは地味な仕事です。お客さんのところに行って、今年も書類をお任せしていただけるかを聞いて、書類を書いて、県庁へ持っていく・・・。

また、客先に出向くのでコミュニケーション能力も必要となります。
この仕事に触れたのはほんの少しでしたが、この先も続けていく自信がなくなりました。

カバチタレのように、スリリングに様々な仕事に挑むには相当な能力が必要となるでしょう。

また、基本的に就職口はかなり限られます。
行政書士は独立して、自分で事務所を構えて仕事をする資格だからです。
私はたまたま行政書士事務所に入社できましたが、かなりのレアパターンといえるでしょう。

それでもこの資格に夢を持って打ち込んでいる人もいます。この資格で人の役に立ちたいと思う人は、行政書士資格について詳しく学んで、資格取得に向けて頑張ってください。

宅地建物取引士

宅地建物取引者は略して宅建と呼ばれている資格です。人気資格の一つですので、聞いたことがある人も多いと思います。
どんな資格かを解説していきましょう。



資格の内容

宅地建物取引士は不動産の取引に関する資格です。
重要事項の説明や記名押印といった独占業務があるほか、不動産業の事務所には5人に1人は宅地建物取引士を置くことが義務付けられていることから、不動産業界ではかなり需要のある資格といえます。

よく見られる不動産屋には宅地建物取引が必ず必要なため資格が求められます。入社時に必要なくても、入社後に取得させられるという話も聞いたことがあります。ドラマ『家売る女』の三軒家チーフも宅地建物取引士の有資格者です。

そのほかにも金融業界や建築業など様々な職種で必要とされる資格です。私も金融関係の仕事をしたことをきっかけに取得しました。

資格勉強

試験科目は以下のようになっています

  • 宅建業法
  • 民法
  • 法令上の制限
  • 税法など

このうち40%ほどを宅建業法が占めています。そのためこの宅建業法を優先的に勉強するのがコツです。

宅建業法は問題が平易で得点しやすい科目ですが、名前の通り宅地建物取引士特有の科目ですので、念入りな勉強が必要です。
民法については宅地建物取引士試験の中では難しいとされていますが、行政書士よりもだいぶ平易な問題となっているのである程度の下地があれば得点しやすいといえます。
難しいと感じたのが法令上の制限です。都市計画法や建築基準法などの問題が出題されますが、暗記することが多くて苦手科目でした。
ちなみに税法などその他の法律からの出題もありますが、出題範囲が広く対策がしにくいことから深入りせずに捨て問とする人が多いです。自分もほぼわかりませんでした。

宅地建物取引士の試験には私は2年目で合格しました。これも完全独学で受けました。
使ったテキストは『スッキリわかる宅建士 テキスト+過去問スーパーベスト』『スッキリわかる宅建士 過去問コンプリート12』です。

しかしこの過去問集は科目別になっており、実践演習をせずに臨んでしまったのがおそらく敗因かなと思いました。
そこで2年目は実践を意識して、実際の試験で出題された順番になっている問題集を購入しました。

ユーキャンの過去問は解説の質もよく十分に演習ができました。これで2年目はなんとか合格。

宅地建物取引士はテキストが多く、マンガで楽しく解説されたものも多数ありますのでぜひ自分に合ったテキストを探したいものです。