【30歳からの】基本情報技術者試験について

2019年10月6日

基本情報技術者試験は「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経済産業省が行う国家試験です。試験を受けるにあたって知っておきたい基本的なことについてまとめてみましたので参考にしてください。

カウントダウンタイマー

情報処理技術者試験とは

そもそも基本情報技術者試験は「情報処理の促進に関する法律」の第29条に定める「情報処理技術者試験」の一つであり、その概要は情報処理推進機構のホームページに示されています。

情報処理推進機構(https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html)より

この図の中には「基本的知識・技能」と書かれていますが、具体的には次のような技術を持った者を想定しています。

1 情報技術を活用した戦略立案に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。
①対象とする業種・業務に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できる。
②上位者の指導の下に、情報戦略に関する予測・分析・評価ができる。
③上位者の指導の下に、提案活動に参加できる。

2 システムの設計・開発・運用に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。
①情報技術全般に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できる。
②上位者の指導の下に、システムの設計・開発・運用ができる。
③上位者の指導の下に、ソフトウェアを設計できる。
④上位者の方針を理解し、自らソフトウェアを開発できる。

やたらと「上位者の指導の下に」という文言が目立ちます(^^;

基本情報技術者試験というのは、大きな組織の中でトップに立って指導をするようなエンジニアではなくて、あくまで上位者の指示を理解できITの仕事に生かすことができる人材を想定しているということですね。

ITエンジニアの仕事というのは情報技術に関する広範な知識や技術が求められます。それは、ベルトコンベアー作業のように定型的な作業を黙々とすればいいわけではなく、様々な知識や経験を元に、時には最新の技術を取り入れて行う知的な仕事です。そのため、上位者の指導の下とはいえ、一定水準以上の能力がなければできない仕事も数多くあります。

そこで、上に示した能力を持つことを経済産業省が認定するのがこの基本情報技術者試験となります。

また、対象者像として「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」と書かれており、文字通り「基本的な知識・技能」というだけに留まらず、後々ステップアップして高度IT人材になることを見据えたものとなっています。

ITエンジニアとして長く働くのなら必ず取っておきたい資格といえますが、この資格を取得したからと言って満足せずに知識をさらに深めていかなければいけないと思います。



受験案内

基本情報技術者試験は春期と秋期の年2回実施されます。
上に示した「情報処理技術者試験」と同じ日に実施されるため、他試験との併願はできません。

試験日等については以下の通りです。

 春期試験秋期試験
試験日4月第3日曜日10月第3日曜日
受験申込2月頃8月頃
合格発表5月下旬11月下旬
受験料5700円
試験会場全国47都道府県の主要都市

ちなみに、直近の令和元年度秋期試験は次の通りです。ただし、すでに申込期限を過ぎているため申込はできません。

 令和元年秋期試験
(令和元年5月7日公示)
試験日10月20日(日)
受付期間7月11日(水)~8月14日(水)18時
(個人 インターネット)
受験票発送10月4日(金)予定
合格発表11月中旬

試験の内容

試験は午前と午後それぞれ150分ずつの長丁場です。それぞれ60%以上の合格基準に達すると合格となります。

 午前試験午後試験
解答時間9:30~12:00
(150分)
13:00~15:30
(150分)
問題数80問13問
解答数80問7問
出題形式多肢選択式(4肢択一式)多肢選択式
合格基準60%以上

試験問題は全問マークシート式となりますが、選択式の種類が午前と午後で異なります。午前は80問全て4肢択一となりますが、午後は解答の肢や選択の方法がそれぞれ異なります。また、大問は13個ですがそれぞれその中の問題数が異なり、配点も1~3点と異なってきます(細かい配点は公表はされません)。どういうことなのか、早いうちに過去問を見ておくとよいでしょう。




合格率など

直近の平成31年度春期試験の合格率は22.2%でした。

狭き門ではありますが、受験資格(大卒などの学歴や前提となる資格)がないのと、IT企業から半ば強制的に受験させられている人が多いためと思われます。60%以上得点できれば必ず合格できる試験ですので、真面目に対策しておけばきっと合格できるはずです。

最後に

以上、特に「情報処理技術者試験」とはなにか云々。。。などは実際合格には必要がない知識とも思えますが、実は「何をするための試験なのか」ということをぼんやり理解しておくことは重要です。受験にあたってのモチベーションや学習に際しての指針にもなりますし、合格後にきちんと資格を活用するためにも知っておいて損はないはずです。

詳しくは情報処理推進機構のホームページ(https://www.ipa.go.jp/index.html)に掲載されているので、是非参考にしてください。

また気になる30歳で合格できるか?についてはこちらにまとめましたのでご覧ください

次の試験まであと1か月ほど(本稿執筆時点)。頑張って是非合格してください!