30歳で合格できる!?基本情報技術者試験の年齢のお話

2019年10月6日

30歳での受験勉強は結構孤独な道のりです。学生時代からはだいぶ遠くなり、勉強の記憶が遠のいている人も多いのではないでしょうか。この記事はIPAが公表している統計情報を基に基本情報技術者試験と年齢の関係についてまとめてみました。



30歳での基本情報技術者試験の受験について

結論から言えば、30歳でも基本情報技術者試験に合格は可能です。ただ、基本情報技術者にはほかの試験とは違う特徴があります。それは、受験者の平均年齢が低いことです。

基本情報技術者試験の平均年齢

平成31年春期試験の基本情報技術者試験の平均年齢は次のようになっています

応募者 26.5歳
受験者 25.8歳
合格者 25.2歳

かなり若いですね。基本情報技術者試験は平均的には20代半ばの人が受ける若い人向けの試験ということになります。これは、他の国家試験に比べて格段に若いといえます。例えば宅地建物取引士試験の合格者の平均年齢は34.9歳です。行政書士試験は公表はされていませんが30代、40代がボリュームゾーンになっていますので、基本情報技術者試験が若いかがわかると思います。



30歳の応募者・受験者・合格者数

特に30歳の人数で見るとこのようになっています。

応募者 1713人
受験者 1001人
合格者 230人
合格率 23%

合格率の平均は22.2%なのでやや高めですが、25歳の合格率が28.3%ですのでだいぶ低くなっています。

基本情報技術者試験の平均年齢が若い理由

この平均年齢の若さの理由は、基本情報技術者試験が情報処理技術者試験の中で最も基本的な試験だということがあります。情報処理技術者試験についてはこちらの記事を参照してください。

これが一つ上の応用技術者試験になると平均受験者は30.8歳、平均合格者は28.2歳と30歳前後に上がりますし、さらに上位者試験になると30代がボリュームゾーンになります。

情報処理技術者試験はIT関係の仕事に就いた人がステップアップしていけるようになっていますので、その登竜門に位置づけられる基本情報技術者試験は若い人が最初に受ける試験になっています。そのため平均年齢が若くなっているのです。

25歳というと大卒や大学院卒だと就職間もない年齢です。私の周りにいる初級エンジニアもそのあたりの年代が多いです。ITエンジニアに転職して3年以内に受けて受かる、という風に考えると、30歳でITエンジニアになったらすぐに受験を検討したほうが良いでしょう。

30歳でITエンジニアになったらすぐに基本情報技術者試験を受験したほうがいい理由

私は30歳でITエンジニアになったら、すぐに基本情報技術者試験を受験したほうが良いと思っています。

理由としては、30歳でITエンジニアになった人は圧倒的に経験が足りないからです。

初級エンジニアの年齢層

初級エンジニアの年齢層は、私の感覚だと25歳前後です。

大学を卒業して最初の転職か、大学院を卒業してすぐの年代です。

そこから4,5年経った30歳というと、ある程度のITエンジニアとしての経験を積んでいます。上位者の指示のもとプログラムをひたすら組む作業から、徐々に上位者へとシフトしている年齢です。人によっては上流工程を任されていたり、マネジメントをしていたりしています。

しかし30歳で初めてなった人だとこの4,5年の経験が足りていません。それを補うのが基本情報技術者という資格だと思います。

資格が絶対の業界ではない

IT業界は、仕事に必ず資格が必要な弁護士、医師、社会保険労務士といった業界と違い、資格が絶対ではありません。

資格がなくても活躍している人はごまんといます。

しかし、それは同時に経験がより重視される業界というのと裏返しであるともいえます。

30歳というある程度年齢がいった段階でキャリアチェンジをした人はこの経験を補うために資格取得を目指すべきだと思います。それは資格そのものが武器となることもありますし、資格を取る際の勉強で知識や技術が身につくからという理由もあります。

受験に年齢は関係ない

受験に年齢は関係ありません。30歳で記憶力が低下するとか、勉強ができなくなるとかそんなはずはありません。現に他の試験では30代、40代で合格するものも多いです。また、30歳で初めてITエンジニアになったからこそ、資格勉強で知識を補うことが必要だと思っています。

あきらめずに勉強をして是非合格を勝ち取ってください。